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「君の名は」を見て感じたのは年をとってしまったということ

先ほど「君の名は」見に行ってきました。

 

(以下少しだけネタバレあり)

 

シンゴジラをで見た「君の名は」の予告では全く興味なかったんですけど、日々あらゆるところで話題になり、これは見るしかないなと。

 

結果から言えば、とても良かったですね。

あえて何の事前情報も持たないように、映画の感想を書いているエントリや映画レビューなどは一切見ず、ラジオやテレビなんかで君の名はについて特集しているようなものがあれば即視聴をやめておりましたので、映画を見終わった後、これまであえて見なかった「君の名は」関連記事を一通り見漁りました。

 

中でも以下のエントリは同じ31歳として(僕は男だけど)共感できました。

ecochiko2.hatenablog.com

 

既婚で子供も生まれている30代が見るとやはりバッチリ感情移入するのは難しく、どこか10年以上前の自分を頭の片隅に置きながら見ざるを得ませんでした。

 

と同時に思ったのは、これ僕が童貞だった頃に見てたとしたら、ゲロ吐くぐらい感動していただろうということです。半日は何も食べられず、3日はこの映画のことを考えて悶々としていただろうということです。もしかしたら進路なんかに影響し、僕の人生を大きく変えていたかもしれません。それほどまでに童貞心をくすぐられました。

 

口噛み酒のくだりやRADWINPSの音楽、綺麗なアニメーションなど、純粋な童貞の心に大きな楔を打ち込む演出があり、まぁ細かい演出に素人が言及してもしょうがないんですが、その度にそれをどこか少し離れたところから見守らざるをえない心境にさせられ、僕は年を取ってしまったと思いました。

 

初めて彼女ができた時、初めてセックスをした時に、結婚した時に、子供が生まれた時に、少しずつ僕は現実を知ったのだと分かりました。その度に幸せと共に頭の中の空想力の限界値のようなものが下がっていったのだと気づきました。

 

映画の終盤は映画に見入りながら、「今からでもゲロ吐くほど感動することができるんだろうか」と「どうやったらおっさんになっても感動できるかな」とずっと考えていました。そして今も。

 

その答えはまだわかっていないけれど、もしその答えがわかった時にできるだけ自由に動けるように今は仕事を頑張ろう。

と、無理やり自分をモチベートし、現実的金銭的メリットと今の興奮を結びつけたリアリストな僕にまた少し落ち込みました。

朝まで生テレビで小林よしのりの発言に感動した話

皆様こんにちは。

はじめましてビガーと申します。

 

年は30を過ぎまして、社会問題に触れるにつれ、自らの考えというものを持ち始めました。

いや、若いころからあらゆるニュースやコメンテーターのコメントに懐疑的な気持ち悪いやつだったと思いますが、最近やっと自らの考えを不十分ながらも言語化できるようになりつつあると感じております。

 

ということで、誰も読まないネットの片隅に自らの考えを書き綴り、研ぎ澄まし、いずれ公の場にて堂々と議論できるようになりたい!という目的のもとブログを綴ってまいります。

 

週一で更新、など頻度の目標なども特に決めず、書きたいテーマがある時に書いていくスタンスで行きますよ。

 

さて、最初は先日放送されたテレ朝の人気番組朝まで生テレビを見た感想を綴ります。

今回のテーマは先のビデオレターによる天皇陛下による国民へのご意見を受けて、「激論!象徴天皇と“生前退位」ということでした。

 

 

僕、朝まで生テレビという番組、好きなんですよね。

出てくる人の多くが頭いいじゃないですか。(小並感)

初めて見たのは10年前くらいだったかと思いますが、当時東京大学の教授だった姜尚中の理路整然とした話し方が衝撃で記憶に残っています。

(その数年後ふとネット検索したら2ちゃんとかで姜尚中がめちゃくちゃに叩かれていて悲しかったな)

そんな賢い人達の論理的な議論がこの番組の魅力だと僕は思っています。

 

さて、今回の朝ナマのテーマは天皇についてでした。

大きな論点はざっくり言えば「天皇は生前退位をしたがっているがどうすれば良いか」というもの。

これに対し、「これまで天皇の気持ちを蔑ろにしてきたのはけしからんこと。すぐに生前退位を認めるべき(皇室典範を改正すべき)」という意見と「生前退位は悪用される余地があり、代替手段(摂政制度)もあるので、慎重に検討すべき(できれば生前退位は許したくない)」という意見がぶつかっていました。

 

この議論を見ていても楽しかったのですが、議論の大筋とは別ではあるものの、印象的だったのは小林よしのりの発言。素晴らしいと感じたので文字に起こしてみます。

 

「わしは法律家でも何でもない、一般庶民の疑問から入っていくけどもね。天皇って基本的人権がないよね。職業選択の自由もないしね。表現の自由もない。移動の自由もないよね。基本的人権がほとんど制限されている存在ですよ、天皇陛下ってね。で、その中で、自分の家庭のことですよ。このように次は皇太子殿下に移したいという意見表明すら政治的になるので制限されてしまうわけですよね。で、わしは、本当に本当に申し訳ない存在だなと思っているわけですよ。庶民感情としてね。つまりね、これ辞めるって言ったらおしまいですよ。天皇を辞めると、もういい加減にしてくれと、こんなに政府も国民も自分の言うことを聞いてくれないんだったらもう辞めますと。(そう)言われた時に、そんな首輪つけてね、鎖つけて、それでも辞めさせんぞと、やってくれやと、即位だって同じだし退位だって同じですよ、それをどうやって強制する力が国民の側にあるんですか?そんなものありませんよ。つまりわしはね、天皇陛下っていうのには、基本的にやってもらっている、と思っているんですよ。わざわざ基本的人権を自分で制限して、しかもそれをね、『国民を思い国民のために祈るという務めを、人々への深い信頼と敬愛をもってなし得たことは、幸せなことでした』っておっしゃるわけ。こんなむちゃくちゃなことをね、天皇陛下に強要してよ、国民が、それでもね、幸せなことでしたって言ってくださるわけね。これは本当にありがたいことだしね、本当を言うんだったらね、リベラル的な感覚から言うんだったらね、こんなのおかしいですよ。本当は解放しなければならないっていう感じにもなるんですよ。わしがリベラルに転身するとね。だってわしは朝ナマでね、一番最初に天皇の議論があった時に、ここにフリップをポンと出して、『天皇天皇、わしはわし』って書いたぐらいだからね。それほどまでにわしは個人主義を表明していたわけですよ。ところがやっぱりね、この28年間、即位されてこの28年間の天皇陛下の行動をずっと見てきてね、すっかり感情移入してしまったわけですよ。これ人徳そのものが素晴らしいなと思ったわけです。そうしたらもう感謝の気持ちしかないわけですよね。とうとう私天皇論(の本を)を書くまでにいってしまいましたよ。えらい差ですわ。その思いを叶えてあげましょうよ、って話なんです。」

 

いいぞ!よしりん! 

この発言には、出演しているすべてのパネリストがこの意見に同意しているように見えました。

これまで天皇に関わる諸問題について何の知識も関心もなかった僕も、これを見て感動してしまい、少し涙目になってしまいました。特に映像で見ると小林よしのりの気持ちが乗っていて、大いに心に響くものがありました。そしてこの気持ちは書き残しておかざるをえないと、ブログまで始めることに。

 

今回の放送を見て、天皇生前退位については、今上天皇陛下のこれまでの功績をたたえ、出来る限りその意に沿ったものになってほしいと感じました。